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秋が終わり、厳しい冬が始まろうとしていた。
ワンマンでのライヴは4月以来、実に半年あまりぶりとなったこの日。
ファンも長らく心待ちにしていたのだろう、会場は一気に熱気で蒸せ返った。
MCは極力抑えられ、息もつかせぬままに演奏が繰り広げられていく。
パワフルでありながらも、ふとしたメロディの合間に繊細さがのぞく。
ひたむきでストイック、まっすぐなその姿勢は、まさに「少年」そのものだった。
「一所懸命にやること、走ることを、かっこわるいとどこかで思っていた。
でもどこかで、一所懸命に、そんな人に、憧れていた。」
季節が変わる。そして、新たな旅への出発が、始まろうとしている。
よそおいも新たに、新生・LOST IN TIMEは、大きな第一歩を踏みしめた。
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